【2026年9月20日 追記】令和8年度の診療報酬改定は令和8年6月1日に施行され、訪問看護療養費の別表は全面的に差し替えられています(令和8年厚生労働省告示第74号)。この記事に「改定の見込み」として書かれている内容や、改定前の金額は、現行と異なる場合があります。
この記事でわかること
- 小児訪問看護の対象の要点と実務対応
- 小児特有の加算(2026年改定後)の要点と実務対応
- D to P with Nの小児での活用の要点と実務対応
- 開始に必要な準備の要点と実務対応
小児訪問看護の対象
小児訪問看護の対象について、実務で押さえるべきポイントを解説します。
| 対象 | 具体例 |
|---|---|
| 医療的ケア児 | 人工呼吸器、気管切開、経管栄養、在宅酸素等を使用する児 |
| 重症心身障害児 | 重度の知的障害+重度の身体障害 |
| 超重症児・準超重症児 | 医療的ケアの必要度が極めて高い児 |
| NICUからの退院児 | 早産、先天性疾患等でNICU退院後に在宅ケアが必要な児 |
小児特有の加算(2026年改定後)
小児特有の加算(2026年改定後)について、実務で押さえるべきポイントを解説します。
| 加算名 | 金額 | 条件 |
|---|---|---|
| 乳幼児加算 | 1,400円/日(2026年に引上げ) | 6歳未満の乳幼児 |
| 超重症児加算 | 8,400円/日 | 超重症児スコア25点以上 |
| 長時間訪問看護加算 | 5,200円/回 | 90分超の訪問(週1回) |
| 複数名訪問看護加算 | 4,500円/日 | 看護師2名での訪問 |
| 特別管理加算I | 5,000円/月 | 気管カニューレ使用等 |
利用者単価の例(医療的ケア児)
基本療養費5,550円×8回+管理療養費28,670円+24時間体制6,800円+特別管理I 5,000円+乳幼児1,400円×8回=約96,670円/月
D to P with Nの小児での活用
D to P with Nの小児での活用について、実務で押さえるべきポイントを解説します。
| シーン | 活用法 |
|---|---|
| 人工呼吸器のアラーム対応 | 小児科医にオンラインで映像共有、設定変更の指示 |
| 経管栄養のトラブル | 胃瘻のトラブル対応を医師に相談 |
| 発熱時の対応 | 通常の発熱か、感染症の兆候かを医師と評価 |
| 母親のレスパイトケア | 医師が直接母親に「大丈夫ですよ」と伝える安心感 |
開始に必要な準備
開始に必要な準備について、実務で押さえるべきポイントを解説します。
- 小児看護の研修受講(都道府県看護協会等)
- 小児科医との連携構築(D to P with Nでのオンライン連携可)
- 物品の準備(小児用バイタル測定機器、吸引器等)
- 学校・保育園との連携体制の構築
まとめ
小児訪問看護は高い専門性が求められますが、加算が手厚く、利用者単価が高い領域です。D to P with Nで小児科専門医にアクセスできることで、参入のハードルは大きく下がっています。
出典
この記事で扱う制度・報酬の一次資料です。数値や要件は公開時点のものなので、最新の内容は原典でご確認ください。
- 厚生労働省「訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法の一部を改正する件(令和8年厚生労働省告示第74号)」 https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001665206.pdf
- 厚生労働省「訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法(平成20年厚生労働省告示第67号)現行全文・厚生労働省法令等データベース(最終改正=令和8年厚生労働省告示第74号)」 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=84aa9734&dataType=0&pageNo=1
