この記事でわかること
- 認知症訪問看護のポイントの要点と実務対応
- D to P with Nの活用の要点と実務対応
- 家族支援の要点と実務対応
認知症訪問看護のポイント
認知症訪問看護のポイントについて、実務で押さえるべきポイントを解説します。
BPSDの主な症状と対応
| BPSD | 非薬物療法 | 薬物療法が必要なケース |
|---|---|---|
| 興奮・攻撃性 | 環境調整、トリガーの特定、穏やかな声かけ | 本人・他者に危害が及ぶ場合 |
| 徘徊 | GPSデバイス、施錠の工夫、散歩の組み込み | 事故リスクが高い場合 |
| 妄想 | 否定せず受容、話題の転換 | 著しい苦痛を伴う場合 |
| 不眠 | 日中の活動促進、光療法、入浴タイミング | 生活リズムが破綻した場合 |
| 抑うつ・無気力 | 得意な活動の促し、回想法 | 食事・水分摂取が困難な場合 |
D to P with Nの活用
認知症ケアでD to P with Nが特に有効なケース:
- BPSD悪化時の精神科医評価:興奮が増強→D to P with Nで精神科医がMSEを実施→処方変更
- 向精神薬の副作用モニタリング:過鎮静、錐体外路症状→医師に映像で状態を報告
- 家族への対応指導:医師から直接「この症状は認知症の一部です」と説明→家族の理解促進
家族支援
家族支援について、実務で押さえるべきポイントを解説します。
| 家族の悩み | 看護師の対応 |
|---|---|
| 「同じことを何度も聞かれてイライラする」 | 認知症の病態説明、対応のコツ(短い文で答える等) |
| 「夜中に起きて徘徊する」 | 日中の活動促進、睡眠環境の調整、GPSの紹介 |
| 「暴言を吐かれてつらい」 | 本人の不安の裏返しであること、レスパイトサービスの紹介 |
| 「もう限界。施設を考えている」 | 否定せず傾聴。地域包括支援センター、ケアマネとの連携 |
まとめ
認知症ケアは「利用者本人」と「家族」の両方を支えること。D to P with Nで精神科医とつながれることは、BPSDの適切な管理と家族の安心感に直結します。
